6-3. HTTP
ここまでの節で、webサイトやwebアプリへのアクセスはHTTPリクエストとレスポンスのやり取りで実現されている、と説明しました。
この節では、これらリクエスト・レスポンスの中身についてもう少し詳しく見てみましょう。
以下の内容はただのレジュメ。詳細は土曜の講義で行います。
HTTPリクエストの構造
以下の2つからなる
- HTTPメソッド
- パス
- HTTPリクエストヘッダ
- HTTPリクエストボディ
HTTPレスポンスの構造
- HTTPステータス(コードとテキスト)
- HTTPレスポンスヘッダ
- HTTPレスポンスボディ
HTTPステータス
- 2XX 成功
- 3XX リダイレクト
- 4XX クライアント(ブラウザ)側が原因のエラー
- 5XX サーバ側が原因のエラー
HTTPメソッド
HTTPメソッド | 説明 | 種類 |
---|---|---|
GET | ハイパーテキストをを取得する | READ |
POST | 新しいハイパーテキストをサーバ上に生成する | CREATE |
PUT | 既存のハイパーテキストを更新する | UPDATE |
DELETE | 既存のハイパーテキストを削除する | DELETE |
OPTIONS | READ | |
HEAD | HTTPレスポンスヘッダのみを取得する | READ |
※OPTIONS, HEADは実開発でほとんど使われないので今後説明対象からは省く。
まとめると結局のところCRUDとして整理できている。 大事なので何度でも言うが、世の中のシステムは全てCRUDの組み合わせでできている。
- ブラウザのユーザ操作で行えるのは、GETとPOSTのみ
- アドレス欄にURLを入力してEnter -> GET
- お気に入りのアドレスを選択 -> GET
- webサイト上のリンクを押下(a要素) -> GET
- submitボタン(input[type='submite'])押下 -> POST
- JavaScriptを使って、HTTPリクエストを発行すれば、全てのHTTPメソッドが利用可能。
HTTPリクエスト・レスポンスを見てみよう
- Chrome Develper Toolsの使い方を講義で説明します。