6-1. Webサイトのしくみ
Webサイトがブラウザに表示されるまでの仕組み
ユースケース
- 利用者はブラウザを起動します。
- 利用者はブラウザのアドレスバー欄にURL(例:http://www.nakamura-joho.co.jp)と入力し、Enterキーを押下します。
- しばらくするとブラウザ上に要求したWebページ内容が表示されます。
内部動作
- (1) ブラウザからWebサーバに対して情報を要求します。この要求時にサーバに送信する情報をHTTPリクエストと言います。
- (2) Webサーバは要求されたファイルをブラウザに返却します。この返却情報をHTTPレスポンスと言います。
HTTPって何?
Hyper Text Transfer Protocol の略。「Hyper Text」はHTMLの時に説明した、ハイパーなテキストのこと(何がハイパーか覚えてますか?)。
略すと「ハイパーテキストを運ぶ規約」。
プロトコルって何?
直訳すると規約。システム屋業界では「通信の決まりごと」つまり通信仕様。
プログラマは、仕様に従ったリクエストと送るようにブラウザをプログラムし、仕様に従ったレスポンスを返すよう、サーバのプログラムを書く。
脱線
封筒に郵便番号・住所・宛先を書けば郵便物を送ることができる。これが、日本の郵便事業のプロトコル。
たまに、宅配者が郵便物を届けずに自宅に持ち帰ったりする。これは郵便事業プロトコルのバグ。
基本終わり
HTTPリクエストとレスポンスについて、もう少し詳しく説明する必要があるが、一旦ここまで。