8.実践 商蔵
あなたはakikuraプロジェクトの一員として、とある開発チームに配属されました。 ここからは実際に業務アプリケーションを作成していきましょう。
作成する画面
以下の2画面を担当してください。
- オーダー登録画面
- オーダー詳細画面
開発期間
開発着手から10日間。 開発後に結合テストフェーズを別途2日間もうけます(テスト仕様書は準備します)
設計書
ファイルサーバの以下の場所に詳細設計書があります。 開発着手する前に必ず目を通し、疑問点があれば設計担当者に問い合わせてください。
技術情報
akikuraプロジェクトでは以下のフレームワーク・ライブラリを利用します。 ドキュメントのURLを併記しますので、必要に応じて参照してください。
フロントエンド
分類 | フレームワーク・ライブラリ | マニュアル |
---|---|---|
CSSフレームワーク | Bootstrap3 | http://getbootstrap.com/ |
JSライブラリ | jQuery2 | http://api.jquery.com/ |
バックエンド
分類 | フレームワーク・ライブラリ | マニュアル |
---|---|---|
各フレームワークの統合 | Spring Boot1.3 | http://docs.spring.io/spring-boot/docs/current/reference/htmlsingle/ |
DIコンテナ・AOP・MVC | Spring Framework4 | http://docs.spring.io/spring/docs/current/spring-framework-reference/htmlsingle/ |
DBアクセス | Spring Data JPA | http://docs.spring.io/spring-data/jpa/docs/current/reference/html/ |
HTMLテンプレート | Thymeleaf2.1 | http://www.thymeleaf.org/doc/tutorials/2.1/usingthymeleaf_ja.html |
(ThymeleafのSpring向け機能拡張) | http://www.thymeleaf.org/doc/tutorials/2.1/thymeleafspring.html |
この中でも特に重要なフレームワークがSpring Frameworkです。PureなJavaでWebアプリケーションを作る(前章のサーブレット)ことの困難さを解決するためにSpringを導入しています。
実際の開発案件では、Pure Javaの上にフレームワークを1枚噛ませて開発することが通常であり、2016年時点では以下の3択でしょう。
- Spring Framework
- Java EE(6 or 7)
- その会社独自のフレームワーク
これらの中で、今回のインターンではSpring Frameworkを選択しました。
さて、インターンの学習目標は「Spring Frameworkをマスターすること」ではありません(もちろんマスターしても構いませんが)。今回の学習目標は以下の3つです。
- Webアプリケーション用のFrameworkを導入することで、HTTPリクエスト->レスポンスまでの処理の流れが、コントローラ・サービス・データアクセス・ビューの4レイヤーに分割されることを学ぶ。また、それぞれのレイヤの役割を学ぶ
- 納期を意識する。すなわち、初見のフレームワークに対して効率的に学び、かつ成果を出す手法を学ぶ。
- 初見のフレームワークに対する恐怖心をなくす。就職先・アサイン先の案件がSpring Frameworkを使うとは限らない。そもそもJavaですらないかもしれない。そんな時でも、臆さずチャレンジできる、ガッキーのような
面の皮の厚さメンタルの強さを身につける。
開発時の注意
- ブログやQAサイト等での調査は構いませんが、質問・報告時は必ず出典(URL等)を明記すること
- 納期を意識する、フレームワーク・ライブラリを自主的に学ぶことは構わないし、推奨するが、自己調査では手にあまると感じたら、遠慮なく質問する。
- 荷主登録画面が機能的によく似ているので、ソースコードを参考にすること。ソースコードの場所が分からなければ、質問すること。