5.研修 HTML基礎
この章ではHTMLについて学びましょう。
概要
- みんながブラウザで普段見ているwebサイト、はHTMLという言語で書かれている
- HTML(Hyper Text Markup Lanuguage) = すごいテキストを記述するための言語
- markupとは何か?これだ↓
(マークアップ前)
第1章 森のなかまたち
その森にはたくさんの動物たちがいた。リス、きつね、フクロウ、そして熊。
(マークアップ後)
<section>
<h1>第1章 森のなかまたち</h1>
<p>
その森にはたくさんの動物たちがいた。リス、きつね、フクロウ、そして熊。
</p>
</section>
お分かりいただけただろうか?ただのテキストに「構造」と「意味」を明示するのがマークアップだ。
マークアップすると何が嬉しいのか?
マークアップすると、文章構造が機械的に読み取れるようになる。
- これはある文章の中の「章」らしい
- 章の「タイトル」は森のなかまたちらしい(h = ヘッダ)
- タイトル以降は段落のようだ(p = パラグラフ)
文章構造が機械的に読み取れると何が嬉しいのか?
コンピュータ、つまりプログラムが文章を処理できるようになる。プログラムは構造的なデータしか処理できない。
プログラムがHTMLを処理する例
- ブラウザが見る人にわかりやすく整形して、HTMLをモニタ上に表示する
- タイトル部を大文字に
- 段落間に余白を空ける
- Googleなどの検索エンジンがインターネット上のWEBサイトをしらみつぶしに検索する。HTMLのタイトル部をチェックして、検索キーワードを抽出する。
用語説明
- <p></p>などの括りを「タグ」または「要素(element)」という
- <p> が開始タグ、</p>を終了タグという
- 文章を開始タグと終了タグでくくることを俗に「マークアップする」という
- HTMLは文章の構造を可視化するための言語
ところでハイパーテキストのハイパーって何?
- ハイパーその1「リンク」・・・あるサイトから別のサイトにジャンプできる
- ハイパーその2「画像や動画・音声の埋め込み」
まとめるとHTMLとは、「ただのテキストををマークアップして構造や意味がわかりやすくハイパーなテキストにするための言語」です(まとまってない)。
HTMLのタグ全てをインターン中に覚えるのは無理なので、代表的なものだけを取り上げます。
HTML・CSS・JavaScript
HTMLについて学ぶと、もれなくCSSとJavaScriptがついてきます。ここではそれぞれの役割についてのみ覚えよう
- HTML ・・・文章に構造と意味を付与する。結果「ブラウザでどのように見えるか」については関与しない
- CSS ・・・マークアップされた文章が「どう見えるか」を定義する。例:h1タグは赤色
/* 例 */
h1 {
color: red;
}
- JavaScript・・・ブラウザ上で実行できるプログラム言語。WEBサイトに動きを与える。
課題
- 次項より提示される問題(回答つき)を写経する。必ず自分の手で書くこと
- HTML Validatorを利用してエラーがないことを確認する
- 「課題の実行方法」に記載された手順で動作確認する
課題の提出方法
作成したhtmlファイルはソースコードのsrc/main/resources/static/tutorial フォルダに「課題番号.html」というファイル名で保存し、コミットしてください。
禁止事項
- 回答をコピペして実行してはいけない。手で書くこと
- 回答を見ずに、考えてHTMLを書こうとしてはいけない。回答を写経して、「こんなものなのか」と思ってもらうだけでOK。
課題の実行方法
- STSからakikuraを起動する
- Google Chromeを起動
- http://localhost:8080/tutorial/課題番号.html にアクセス
(例:課題番号1001なら、http://localhost:8080/tutorial/1001.html)